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[伊勢湾の釣魚・スルメイカ]VOL.9
「スルメイカのプロフィール」
スルメイカは、日本近海のイカ類の中で一番漁獲量の多いイカである。
外套長は30cm程で腕の長さは胴長の約半分くらい、寿命は1年で水温の上昇と
共に九州から北上し、日本海側は福井県以北太平洋側は駿河湾以北のものが高値で取
引されると言う。
イカそうめんやイカ飯の他にも塩辛などにこのスルメイカが使用され、干しイカに される一番スルメはケンサイカを用いるが二番スルメは文字通りスルメイカで作られ る。
イカ類の特徴としては水中の明るい所で透明に近い体色をしているが、暗い場所では 黒い色に体色を自由自在に変化させるが、スルメイカも同様に体色の変化がいちじる しく、釣り上げられて興奮しているときなどは赤褐色の色が強い。
「スルメイカの釣法」
スルメイカ釣りは、日中釣りと夜釣りがあり、 それぞれ釣り方やタックルが異な
る。
日中釣りは、スルメイカの餌となる小魚の移動が早く、それを追いかけて スルメイ
カの移動も早く同じ場所に長くは留まらない。
そのため、スルメイカの移動に伴い船は潮廻りを繰り返し、スルメイカの潮上に先
回りし仕掛を投入し群との遭遇に備える。
やがて、群が通過したり進路が変われば、速やかに仕掛を回収をし再度先回りをし
て待ち伏せをするのである。
従って、仕掛の取り回しには迅速さが要求され、仕掛の投入にもたついたり回収に
とまどっていると何時までもタイミングが合わなくなり、仕掛を投入したとたんに
「ハィ上げて」となってしまう。
そこで、ツノ投入器などを用いて素早く仕掛を投入し、船長の指示ダナを鋭く大き
なシャクリで誘って攻める。
一方、夜釣りは船上に灯りを点すことにより、その灯りにプランクトン集まる。
水中アンカー(パラシュート)を入れ、潮の流れに乗りながら船を流していく。
やがて、灯りに集まったプランクトンを餌にする小魚が集まり、 食物連鎖が形成さ
れる。
つまり、スルメイカは灯りに集まった小魚などの餌を捕食するため、 潮に流されて
いく船の廻りに定着する事になる。
そのため、仕掛の投入や回収も急ぐ必要はなく、自分のペースで釣りを行うことが
出来るため初心者にも釣りやすいと言えよう。
また、誘いはシャクリ幅は短めにソフトが良く、スルメイカのタナも比較的浅くな
る事から、自ずと手返しも早くなり釣果も安定する。
「スルメイカのタックル」
(日中釣り)
竿→1.8m〜2.4mの先調子オモリ負荷150〜200号。
リール→PEライン6号が300m以上巻ける電動リール。 誘い機能があれば尚GO
OD.。
仕掛→初期は14cm、中、後期は18cmのプラヅノ5〜10本。
オモリ→150号胴突きタイプ。
周辺器具→仕掛投入器(日中釣りには必携)
(夜釣り)
竿→1.8m〜2.4mの先調子オモリ負荷100〜150号。
リール→PEライン6号が300m以上巻ける電動リール。誘い機能があれば尚GO
OD.。
仕掛→初期は浮きスッテ2.5、中、後期は3.0〜3.5。
オモリ→120〜150号胴突きタイプ。
周辺器具→ツノマット。
「鮮度保持」
死んだものを海水につけておくと体色が白くなり見場が悪くなる。
面倒でもジッパー付きのビニール袋にスルメイカを小分けにし、 海水氷りに浸してお
く。
「お気に入りの料理」
沖漬け、沖干しは今や誰でも作るが、私のお気に入りは、ゲソとキモの蒸し和えであ
る。
作り方のポイントは、味付けは一切しないで、釣行時に沖の海水をペットボトルなど
に汲んで持ち帰ったものだけで行う。
まず、小振りの鍋にスルメイカのゲソを3cm程に切り、キモをつぶさないようにそ
の上に乗せ、持ち帰った海水を鍋の中のゲソが浸る程度注ぐ。
中火で加熱し、湯気が立ったら蓋を開けゲソ全体が白く火が通った事を確認し、 水分
が残っていれば捨てる。
キモをつぶしながらゲソと混ぜ合わせて、好みによりとんがらしとネギのみじん切り
をかけてできあがり。
さて、次回はイサキのウィリングを紹介しよう。
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