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伊勢湾の沖釣り
メールマガジン創刊に際し、私の稚拙な出稿を取りあげて戴ける栄誉に感謝する
と共に、本メールのリリースを心からお祝詞申し上げます。
さて、記念すべき初回は、私の釣りに対する思い入れが
少しでも皆様に共感を覚えて戴ければ、感謝合掌。
古来、日本における釣りとは、漁師が生業とするか武士が鍛練のために行うものであ
り、
何かの目的を以て行われて来た事が釣り史に記されています。
ところが時代の移り変わりと共に、釣りは庶民にも気軽に手が届く娯楽や、
余暇の過ごしかたの一つとして広く受け入れられる様になってきました。
平成の現在、釣り人口は二千万人とも三千万人とも言われ
多くの人々が釣りを楽しんでいます。
その釣り人口増大による恩恵を受け、釣り具や釣り餌と言った釣りに拘わる業者も潤
い、 釣りを取り巻く環境整備も構築の度合いを深めました。
しかしその一方、我々釣り人が釣りを通じて知らぬ間に自然環境を痛め付けたり、
一部の心ない人の行為による人為的環境破壊がある事は否めません。
身近な例としては、堤防や砂浜には捨て置かれた空き缶や釣り糸の残片が、
沖に出れば潮に漂うビニール袋やタバコの吸い殻などと枚挙に暇がありません。
海山に拘わらず、ゴミ問題は現在地球規模で取り組んでいるテーマであり、
釣り人以前に人間としてのマナー尊守は当然の行為です。
そこで、話しを釣りに戻せば、僕は、私は、釣り場でゴミなど捨てないと言われる御
仁、
本当に環境破壊はしていないでしょうか?
だれかれを問わず、釣りは根掛かりによるオモリや疑似餌の損失、
釣り糸の切断になどに因り異物とし海中に残る事を例にあげれば限ががありません。
また、餌が無ければ釣りは成り立たず、コマセ釣りでは日本の海に存在しない
オキアミを大量に用いたため、釣り場の海底には沈澱したオキアミの山。
だからと言って、釣りを否定する訳ではありませんが、釣りが出来る喜びが
永劫未来続く事を願えば、避けて通れない問題は数多くある筈です。
などと、のっけから堅苦しい話しばかりでは、この先何を言い出すやらと
ケムたがらてしまい、先に進めませんのでこの辺で止めとしますが・・・。
さて、伊勢湾の沖釣りをこよなく愛する私としては、
私が伊勢湾の釣りに魅せられた理由をお話しなければなりません。
それは、伊勢湾は木曽三川(揖斐、長良、木曽川)の上流より腐葉土などの
養分が流れ込み、伊勢湾が栄養豊富な豊饒な海だからです。
詰まり、腐葉土などの養分は植物性プランクトンを育成し、
その植物性プランクトンが動物性プランクトンを育成します。
アミ類や海老類の豊かな海は、食物連鎖が円滑に行われ、
その海には多のくの魚類が集まって来ます。
伊勢湾の釣りの素晴らしさはそこにあり、更に、それは次ぎの理由に因ります。
この地方でウタセ海老と称される海老は、日本有数の漁獲量を誇り、
釣り餌のみならず食用や海老煎餅の原料にもなる程です。
従って、ここ伊勢湾周辺の釣りはこのウタセ海老を餌に殆どの釣りが行われている
と言っても過言ではありません。
伊勢湾で取った海老を付け餌にし、また、コマセとして伊勢湾の海中に撒くのですか
ら、
自然環境に優しく理に適った釣りは外に類を見ません。
そこで、次号からは“伊勢湾の沖釣り”と題し、
タイムリーにその時期の釣りものをお伝えします。
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