12/9 相差沖カワハギ実釣教室レポート 藤井道雄

午前6時船宿のあづま旅館に到着。
  すでに到着していた受講者を旅館ロビーに案内し、
早速、カワハギ釣りのレク チャーを開始する。
  女性(妙齢)2名を含む10名の受講者の内経験者は3名のみ、
他の受講者は今日が初体験である。
カワハギ釣りのタックルから釣法まで一通り説明を終え、
質疑応答に入ると女性陣から矢継ぎ早に釣れる魚や
おいしい食べ方の質問が出る。
それに誘発されたように男性陣からも、
アワセのタイミングや他の魚とのアタリの
違いなどの質問も出て、今日の受講者のやる気が伝わってくる。
ウーン、これはとてもうれしい事だ。
やがて出船時間の7時近くとなり、あづま丸の桟橋へと舞台を移す。

 
ジャンケンで釣り座を決め、各自釣り座へと釣具を運び込む。
釣り場は近くタックルのセットを急ぐよう指示し、
船内を回り受講者のタックルチェックを行う。
事前に連絡してあり竿とリールはみなOKだが、
集魚版やオモリなどの小物と仕掛
けは各自思い思いのものを持参し、その種類の多さに目を見張る。
  船はポイントに到着し、アンカーを降ろしての掛り釣りである。
伊勢湾のカワハギ釣りの形態は関東とは異なり、
流し釣りでポイント探る事よりウタセエビやアミエビをコマセとして使用し、
カワハギを寄せ活性を促して釣る事が多くなる。
ただ、この場合カワハギの個体数が多ければ、
フグやベラを排除し本命が良く釣れるのだが、
個体数が少ない場合は外道が多く釣れる事は否めない。

さあ、釣り開始である。
レディファーストを重んじる私は、まず女性陣からレクチャーを始めるが、
彼女達が釣り上げるのはベラそしてキタマクラばかりだ。
他を見渡しても、やはりベラとフグしか釣れてこない。
  業を煮やした船長がキャビンから私にサインを送り、
腕を盛んに動かし私に釣って見ろと言う。
そこで、女性陣の竿を拝借し釣って見ると、居るではないか、
25センチオーバーの丸ハゲが水面に浮かび上がり、ウッワーと黄色い声を浴びる。
1尾ではまぐれかもとの視線を感じ、続き、
2尾目を釣り上げたがこれも23センチの良型だ。
ところが、経験者組も本命との対面に至らず、苦戦を強いられている。
何とか釣って欲しいと思い、ベラとフグのアタリとカワハギのアタリの違いを
説明するも、なかなか理解するにまでには至らない。
それならば、これで釣れなければお代はいらないとばかりに女性陣の仕掛けを、
W二段カワハギ仕掛けに交換し、餌が一段に2個づつ二段で
4個付いているからアタリがあっても全ての餌が無くなる事は無い。 

従って、鋭いアタリにはアワセをしないで、
鈍いアタリや弱いアタリにアワセをするよう指示。
これがてきめん、なんと受講者一番目と二番目の丸ハゲが、
西根嬢、嬉野嬢の両女性にダブルヒットし船内がどよめく。
これで一安心、やっと男性陣のレクチャーを開始する事が出来る。
船内を廻り各自にアワセのタイミングや誘いの仕方を伝え、実践させると、
ポツポ ツではあるが本命の丸ハゲが釣れてくるようになった。
アタリや誘いが上手く出来るまでに時間を要したが、全員、
本命の丸ハゲを釣りあげる事が出来、これでボウズの受講者は一人もいない。
後は、何尾追加出来るかが問題だが、無情にも教室終了時間が刻々と近づき、
あと5分の船長の声に、最後の仕掛け投入を皆急ぎ真剣そのもの様相だ。
今日の釣果を確認するため各自のクーラーボックスを覗いて見ると、
丸ハゲは9尾の村田氏がトップ、5尾を釣り上げた西根嬢と3尾の嬉野嬢の
女性陣の検討ぶりに拍手を送りたい。
帰港後、受講者は口々にカワハギ釣りの楽しさを話し、皆、
この釣りにはまった様子に教室は大成功と相成った。 


今日の船中釣果:
丸ハゲ        18〜25センチ   43匹
           ウマヅラ       28〜31センチ    8匹
           キュウセンベラ   18〜26センチ   32匹
           ササノハベラ    多数に付きカウント不可

* 水深30m程の場所で、オニカサゴの稚魚が鈎かかりし丁重にリリースした。