オニカサゴ T(実釣編)

「大山沖の中深海(オニカサゴ)T実釣編」
 2月29日(日)藤井道雄の沖釣り教室を師崎港松下丸(松下聡船長)で開催した。
 今回は、「中深海釣り」で、対象魚は、メダイ、オニカサゴなどがターゲット。
 当日は風が強く、ポイントトなる大山沖への出船が危ぶまれたが、沖にいる寮船か
らの連絡で、思ったほど波風がなく、出船出来るとのこと。

 ホット笑顔の受講者10名と台船に釣具を運び、釣座を決めて午前8時に出港とな
った。

 モヤで視界が悪く、周囲が見えないため、行程はとても長く感じられる。

 1時間10分ほど走り、船長は釣り場到着を伝えるが、船は波に翻弄され気味で、
ピッチングとロウリングを繰り返し、船上は歩きづらい。
 最終の釣り支度に余念がない受講者に、餌の刺し方や仕掛けの投入方法をそれぞれの釣
座を回りレクチャーする。
 
最初の釣りものはメダイ。

 胴突5本バリ仕掛けに、餌のオキアミとホタルイカを刺して、一斉に仕掛けを降ろす。
水深は130mほど。最初の2、3回はコマセを効かすために、速めに仕掛けを回収
し投入を繰り返す。

 しかし、誰にもアタリが出ない。

 潮が動かず苦戦を強いられ、たまらず船長は場所移動伝えてくる。

 今度の場所は150mほどの水深で、潮はゆっくりだが動いている。

 しばらくすると、右舷胴の間でメダイがハリ掛かりした様子だ。

 ところが、やり取りの途中で痛恨のバラシ。

 続いて右舷艫でも、竿が大きく弧を描いる。

 急ぎタモを持ち釣座に行くと、これもバレてしまった。

 結局アタリはその二回のみで後がない。

 そこで、メダイをあきらめオニカサゴに狙いを変更。

 釣り方を教えながら船を一巡すると、右舷ミヨシで30cm弱のオニカサゴが釣れ
あがり、船中の士気は高まる。

 そこで、私も舳先で釣ってみることにした。

 テンビン3本仕掛けにカツオのハラモを刺して、仕掛けを投入する。

 波に船がせり上がる時は竿を下げ、船が下がる時には竿を上げて、海底から仕掛け
が離れすぎないように操作する。

 そんな方法で釣っていると、最初に25cmほどのアヤメカサゴ、続いて40cm
オーバーのウッカリカサゴ、更に36cmほどのオニカサゴが釣れた。

 本命のオニカサゴはいるのだが、この波の中では底取りが難しく、仕掛けが跳ね上
がりすぎたり、底を引きずりすぎたりと、皆苦戦の様相。

 そんな船中は、オニカサゴ6匹、ウッカリカサゴ5匹、アヤメカサゴ3匹、チゴダ
ラ多数という貧果に終わってしまった。

〈フィッシング・プロアドバイザー藤井道雄〉