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伊勢湾の釣魚・マゴチ VOL.17
マゴチのプロフィール
真鯒(まごち)が鯒(こち)に真の字があてられているのはコチ科の魚は仲間が多
く、キス釣りの外道でおなじみのメゴチからヨシノゴチ、ワニゴチ、トカゲゴチ、イ
ネゴチなどがあるが、食味や釣り味は中でも一番マゴチが良いところから他のコチ類
と区別のため真(誠)の字が用いられている。
体形は縦扁した偏平型でエラブタに鋭利なとげがあり、取り扱いには注意が必要だ。
性格は獰猛で生きた小魚を丸飲みにしてしまうほど完全フィッシュイーターだが、
食い込みが遅くすぐに嚥下はしないため、早アワセは禁物となり少し待ってアワセを
しなければ鈎掛かりしない。
生息域は沿岸の砂泥地で冬場は砂泥地に身を潜め、餌をほとんど取らないととさ
れ、初夏の産卵期に沿岸により近い砂泥地へ乗っ込むこの頃が釣期となる。
通常、雌雄ペアーで海底を這うように泳いでいるが、片方が釣り上げられると海面
までもう一匹が助けようとするのか追従してくる。
マゴチの釣り方
ヒラメと並び飲ませ釣り(生き鯵や鰯の餌で釣る)の人気物だが、伊勢湾口では生
きたエビ(ウタセエビ)を餌にする場合が多い。
鋳込み鈎という鈎のチモトに鉛のオモリを鋳込んだ特殊な鈎を用いて、ハリスに絶
えず軽いテンションが加わることで、マゴチの小さなアタリが捕らえ易くしている。
仕掛けはテンビン仕掛けか胴突1本鈎仕掛けを使用して、海底まで仕掛けを沈め、
餌が海底から20〜30センチほど上を泳ぐように底取りをする。
この場合、潮の早さにもよるが餌の位置は鋳込み鈎の重さで約30度から45度ほ
ど沈むため、ハリスの長さにも関連するが1mのハリス長なら50センチほどオモリ
が底を切るように底取りをする。
アタリはエビ餌の場合、パッチンと餌を弾くように出るがここでアワセたのでは鈎
掛かりはしない、マゴチが餌をしっかり口内に入れるまで3〜5秒ほど少し間が必要
である。
鈎掛かりしたマゴチは、頭を振って逃れようとけっこうなファイトで抵抗し釣趣も
あるが、取り込みにはタモを使用し掛かった鈎を外すときは手袋やタオルを用いて魚
を捕まえるようにしないと、エラのトゲで怪我をしてしまう。
マゴチのタックル
竿→短竿先調子の30号負荷クラス。
リール→小型両軸タイプ(ドラッグ付き)にPE3〜4号を100〜150m巻
き、先糸としてモノフィラメント(ナイロンかカーボンのソフトタイプ)10mをブ
ラッドノットで直結しておく。
仕掛け→片テンビン(アーム長30センチほど)に3号〜5号ハリスを1.5mほど
取り、鋳込み鈎13〜15号(伊セ尼か小鯛鈎)を結んでおく。
鮮度保持
比較的身の持ちが良い魚ではあるが夏場が釣期の魚のため、釣り上げた後船の生簀
で生かしておければそれに越した事は無い。
しかし、生簀が無い場合は釣り上げたらすぐに生き締めをして海水氷の中に収納し
ておく。
帰港後、魚の締り過ぎを防ぐために海水を捨て氷が残っていればその氷を、無けれ
ば新たな氷をビニール袋に入れ、クーラーボックスの蓋に吊り下げ直接魚体に氷が触
れないようにして持ち帰る。
お気に入り料理
夏の薄作りの代表格であるマゴチは、しこしこした歯ざわりが身上。
梅肉醤油やポン酢で食すのが一番でしょう。
さて、伊勢湾の釣魚の紹介が一通り終わってしまったので、次回からは私の釣行記を
お伝えします。
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